めまいの症状と治療
めまいとは
目に症状が表れる「めまい」ですが、症状の原因は目以外の部位に隠れています。
例えば貧血によるめまい。
私たちは毎日数えきれないほど立ったり座ったりを繰り返しています。
このように姿勢を変えても血液が滞りなく全身に流れるのは、心臓や血管は血圧を変化させているからです。
もし私たちの血圧が一定であれば、地べたに座った姿勢から立ち上がると、頭に血液が届かず倒れてしまうでしょう。
常に血液が全身を巡るように心臓や血管に指示を出しているのは、自律神経です。
このため自律神経が乱れてしまうと、血液の流れも乱れ、めまいなどが起こりやすくなります。
自律神経が原因の「めまい」は耳鼻科では難しいです。
心療内科や脳神経内科などを受診するとよいでしょう。
そしてもう1つの「めまい」の原因は、目ではなく耳にあります。
耳の奥には、三半規管といって私たちの平衡感覚を司る器官があります。
なんらかの理由により、この器官が正常に働かなくなると、めまいが発症しやすくなります。
耳の奥が原因のめまいが発症した場合、多くの場合耳鼻科で治療を行います。
その他めまいは、脳腫瘍など脳そのものが原因であったり、血液中のヘモグロビンが不足していたりなど、様々な原因で発症してしまいます。
耳鼻科に行くべきめまいの症状
めまいは様々な原因が考えられる症状です。
耳鼻科に行くべきなのは、どのようなめまいのときなのでしょうか。
グルグルと視界が巡ったり、ふらふらと視界が揺れるときは、耳鼻科への受診をおすすめします。
グルグルと視界が巡るめまいは、耳の奥の三半規管に原因があることが多いです。
まずは耳鼻科を受診してよいでしょう。
ふらふらと視界が揺れたり、ふわふわと視界が不安定だった場合、脳か耳に原因がある可能性が高いです。
頭が痛い、手がうまく動かせない、顔の片方が動かなくなるなどの症状が出た場合は、脳に原因がある可能性が高いので、耳鼻科ではなく脳神経外科を受診したほうがよいでしょう。
立ち上がったときの立ち眩みなどは、血圧や自律神経に問題が隠れています。
質の良い睡眠や鉄分の多い食事など生活習慣の乱れを整えることをおすすめします。
心配であれば心療内科や、脳神経外科を受診してもよいでしょう。
新宿でめまいの治療ができる?
基本的に、どこの耳鼻科でも耳の奥が原因の治療は行えます。
新宿にある耳鼻科も例外ではありません。
ただし耳の奥は複雑で、症状によっては、設備が不足している耳鼻科では治療が困難な場合もあります。
複数の耳鼻科を受診するセカンドオピニオンで自分に合った病院を探すことをおすすめします。